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薮宏太が描く『Screw』の世界

Screw (名詞)

①ねじ、ねじくぎ ②らせん状のもの

 

突然ですが、私はHey! Say! BESTのScrewが大好きです。

この曲は2011年に発売された「Over」のカップリングで、作曲:馬飼野康二先生、作詞:薮宏太という最強の布陣で制作されている名曲(主観)です。が、まだコンサートで一度も歌われたことがありません。

そんなScrewの歌詞、読んでいると想像力が掻き立てられるので、書き残しておきたいと思います。

 

※ここから先は全て私の妄想と想像と願望です。異論は認めます。

 

まず、この曲のテーマは不倫だと思っています。男性目線で、全体的に切ないメロディと歌詞。夫のいる女性を愛してしまった、報われない男性の心模様。私の中の設定では年上の旦那がいる女性と、年下男子の切ない恋です。

 

あなたが愛をささやくとき
寂しい顔をするのは何故?
胸に秘めている 声を聞かせてよ

 「愛をささやく」のは本来幸せが故の行動なはずなのに、彼女はいつも寂しい顔、しかも胸の内を正直に伝えてくれない。つまり夫への後ろめたさ、いけないことをしているという自覚がある。

 

窓の外の 風の音が
僕を嘲笑うよ

不倫なんてバカなことやめなよ、と嘲笑うのは「誰か」ではなく「風」。ここで擬人法を用いることで、主人公の孤独・むなしさ、そして彼自身も背徳感を感じていることが分かり、情景が一気に広がる。

 

「好き」とつぶやいたその笑顔
二文字以外のその気持ち
僕に教えてよ それを伝えてよ
愛しすぎて 想いすぎて
心張り裂けるよ

「好き」と呟く彼女は笑顔だけれど、きっと「寂しい顔」をしている。その二文字以上は決して言おうとしない彼女に、主人公も想いを素直に伝えられず…

 

あなたを抱きしめ ふと思う
包まれてるのは 僕の方

ここがこの曲の中で1番好きなフレーズです。きっと彼女より体格の大きな主人公(ていうか主人公は薮くんなんですけどね)。 力いっぱい抱きしめたら壊れてしまいそうなのに、なぜか自分のほうが包まれている気がする。健気すぎて泣ける…こんなに愛されてるのに!!家には!!旦那がいるんですよ!!!!!人間の愛情をこんな風に描写できるなんて薮くんは本当に天才か…天才です……

 

積み重なってく 心の淀みが
あなたの声 その仕草で
すべて流れて行く

主人公は考えたでしょう。もっと彼女と一緒にいたい、あんな男となんか別れて俺と一緒になってほしい、 いっそのこと奪い去ってしまおうか……そんな淀んだ黒い感情も、あなたに会って、声を聞くだけですべて忘れてしまう。

 

恋はルラルラ切なくて
ルラルラ冷たくて
儚く脆く見えるものだけど

こんなに切なくて冷たくて、いつこの関係が壊れてしまうか分からない。そんな恋ならしなきゃよかった。だけど、だけどやっぱり…


だからルラルラルラ咲いて
ルラルラルラ見せて
伝えきれない思いが
あふれだす

「切ない」「冷たい」「儚い」「脆い」と散々苦しんだあとにようやく「咲いて」という希望を連想させるワードがでてきます。しかし、やっぱり想いの全てを伝えることはできず、くすぶっている主人公。

 

風に乗って届け
My love for you will never end.

自分の口で伝えられない主人公、ついに風に気持ちを託します。無謀!

でも「僕」を嘲笑った風に、今度は愛しい人へこの気持ちを運んでくれと願っているんです。きっと会う回数も減ってきて、もしかしたら僕たちはもうダメかもしれない…と思っているのかもしれません。人妻の彼女を強引につなぎ止めておくことはできない、こんな僕のことなんか笑ってくれてもいいから…という縋るような思いで風に愛を誓ったのでしょう。『あなたへの気持ちが消えることはありません』、と。

きっと主人公は彼女が旦那と別れる気がないことは察してたんじゃないかと思います。少し年上だからっていつもお姉さんぶって、強がって甘えてくれない彼女。彼にも旦那から奪うほどの覚悟がなかったから、愛してるとかもっと一緒にいたいだとか素直に言えなかった。でも好きな気持ちに嘘はつけなくて、別れを告げることもできなくて…という葛藤のスパイラル=Screw。この二人の結末、私はきっとバッドエンドだろうと思います。

 

 

薮くんの書く歌詞は本当に綺麗で大好きです。擬人法が本当に天才的にいやらしくなくてマジ天才。(偏差値3の感想)

スクランブルも相手を追いかけるような世界観の曲だからまた解釈したいなー。

あー楽しかった!お願いだからScrew歌ってください!